少年ジャンプ で リベンジ作家が描くダブル主人公マンガがアツい!
社会人になり、お金に余裕ができたと同時に立ち読みから購読へと変わりまして、はや4年が経とうとしています。
いくつもの新連載が始まっては終わっていくなかで、今日は僕がおススメする
「1作目が短命だったけど2作目で花開いた作者の作品」
をご紹介します。
※独断と偏見と過去の記憶だけを頼りに書いてますのであしからず
1.ニセコイ
ともに高校生の、ヤクザの息子とギャングの娘が、抗争を鎮めるために政略結婚ならぬ"政略交際"、つまりニセのカップルを演じることになったラブコメです。
お互い第一印象最悪だったところから、だんだん良い雰囲気になっていくのが、ベタなんだけど楽しく微笑ましく読めてしまいます。
とにかくキャラクターが可愛らしく、アニメ化・アプリ化・カードゲーム化と、続々とマルチメディア展開が進んでいる、注目の作品です。
ジャンルの違う女の子が何人も登場するので、友達と好きなキャラについて熱く語りあいたくなること必至!
作者の古味先生の1作目は、ダブルアーツ。原因不明の伝染病が蔓延する世界で、それを阻止するシスターと謎の青年を描くファンタジーでした。独特の世界観が個人的に気に入ってたのですが、今ひとつ人気が出ず、道半ばで終了してしまった記憶があります。
その頃を知っているだけに、今の活躍はとても嬉しいですね。
2.ハイキュー!!
古豪と呼ばれ近年はくすぶっていた高校の男子バレー部の躍進を描いた、青春真っ盛りのスポーツマンガです。
小さくてバレー初心者だけど身体能力バツグンで成長への執念が底知れない日向、正確無比なトスでコートを支配する王様セッター影山、2人のコンビネーションが見所です。試合の中で速攻が決まったシーンは鳥肌モノ。
個人的に思うこのマンガの1番素晴らしい点は、脇役の描き方です。試合に出られない補欠、部活に本気になりきれないメンバー、1回戦で負けていく敵チーム、などなど、脇役にも必ず納得感のあるドラマを描き、読者を引き込む演出に毎度唸らされます。
作者の古館さんの1作目は、四ツ谷先輩の怪談。高校で起きる7不思議のような事件を、四ツ谷先輩が解決し、怪談として語る、というプチホラーマンガです。(たしか)
これまた個人的には割と楽しく読んでいたように思いますが、長期で続けるには少し題材が難しかったのかなという印象です。
高校の吹奏楽部のお話。人の心が見える不幸な少年と、人の心を掴む天才サックス少年との出会いが、吹奏楽を、今まで見たことのない圧倒的にグラフィカルな青春情熱ストーリーへと昇華させる...!
↑ ちょっと何言ってるかわかりませんが、とにかく迫力がスゴイです。音楽マンガはどうしても音が聴こえない(当たり前)のが残念なんですが、このマンガは「人の心」とか、「人の心を掴む手」とかを具現化して迫力満点に描かれていて、見て楽しめる音楽マンガだと思います!
主人公は音楽ド素人なんですが、指揮者として歩んでいくことを決めました。吹奏楽なんで当然部員がたくさんいますが、各パートリーダーと、初心者指揮者との闘いが、大きな見どころです。
作者の神海さんの1作目は、LIGHT WING。知る人ぞ知る、トンデモサッカーマンガです。弱小サッカー部に入った天才サッカー少年が、腐る部員達ひとりひとりの才能を呼び覚まし、「二つ名」が付いてどんどんチームが強くなり、最後、主人公の因縁の相手と対峙した試合で、泣く泣く打ち切られてしまいました。
僕はこの作品のトンデモ感が大好きでしたので、今の活躍はかなり嬉しいです。
SOUL CATCHER(s)にも少なからずそれは受け継がれていますが、やはり2作目ということで良い感じにバランスが取れ、広く受け入れられつつあるんだと思います。
- ニセコイ
- ハイキュー!!
- SOUL CATCHER(s)
以上3作品が、今のジャンプの僕のおすすめです。
奇しくもこれらの作品の共通点は、「1作目が短命だったけど2作目で花開いた作者の作品」さらに、魅力的なダブル主人公、だという点です。(あと学園モノ)
NARUTO、BLEACHがそろそろ終わりそう、トリコもこれから最終局面、というところで、今回紹介した作品が、ジャンプを背負う看板マンガになってほしいなぁと思っています。(ONE PIECEはまだまだ続きそうですが)